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保護者会の準備!何をしたら良い?

保護者会

保育士にとって恐怖?保護者会を開く

保育士の先生にとっては恐怖?ともいえるくらいに不安なのが保護者会です。
経験が少ない保育士にすれば、保護者との懇談会はとても緊張する事でもあります。

経験が少ない時にはもちろん、先輩が指導してくれますが、クラスを持つようになったら先輩は見守るだけ、助言はしてくれますが、何もかもお任せする事なんてできません。
保護者会は保護者の意見を聞いて保育園としての在り方を考えたり要望を確認してできることは反映していくという機会になるのです。

そんな保護者会を円滑に行い、保護者にとっても保育士にとってもいい機会となるようにしっかりと準備を行い、経験が少ない保育士は先輩に助言してもらいながら当日を迎えましょう。

保護者会のエンディングを考えると造りやすくなる

どのような保護者会にすればいいのか、最終的にたどり着く目的地を考えてみると準備しやすくなります。
保護者会が終了した時、保護者会で懇談した中で保護者の皆さんが何を感じ取ってくれたらいいのかを考えるのです。

保護者が生活の中でこういうことに困っている、こういうしつけに悩んでいるということを出してもらえば、同じような問題を持っている保護者がいることを理解出来たりします。その解決方法をほかの保護者から伝授してもらうことが可能です。

保護者の皆さんが保護者会に出たことで何を得ていってほしいのか、そこを考えて会の構成をしていけば、充実した保護者会になると思います。

どのような構成にするか考えていく

最終的に保護者の方々が、保育についての悩みを解決する会にしたいということなら、保護者の皆さんについて考えて構成を組みます。
例えば保護者会が保育園に入って間もない保育園児の保護者の場合、保護者同士の仲間意識も薄いと思われがちなのです。
その場合、保育士からの情報提供を長くしてその上で話し合って貰う方がいいでしょう。

その中で結構和気あいあいと話ができる保護者が多いと思えば、次の保護者会に活かせますし、大勢の前で話をするのが苦手な方が多いと感じたら、家が近い地域別にグループ分けしてお話してもらう時間を作るなどいろいろ考えることができます。
保育園に長く通っている年長さんの保護者という場合には、すでに仲良しの保護者もいますし、クラスにも保育園にも慣れているので、保護者同士仲良く意見を出し合うことができる可能性が高いです。

グループ分けして話をして結論をそれぞれ出してもらうこともできるでしょうし、意見を全員で出してもらい話を進めていくこともできると思います。

懇談は保護者に楽しく仲良くなってもらう為にも存在する

保育園の様子や園児たちの事、それに保育園でこれから行うことなどを知らせる場ともなりますが、懇談会は保護者同士が打ち解けて仲良くなってもらいたいという趣旨でも行われます。
保育園として知らせたい事だけを伝える会になってしまっては懇談会の意味がありませんし、保護者の方々を会話の中に巻き込んで、少しずつ意見を出してもらう話術も必要です。

お話が苦手という保護者が多い場合、あらかじめ懇談会の前にアンケートなどを渡しておいて、そこに悩みなどを書いてもらってもいいと思います。
また、当日グループ分けしてそのグループで子供たちの困った癖や直したいことを書いてもらう事が可能です。
そこで出てきた意見について、懇談会で先生が議長になったような形でこういうことがあるようですが、経験のあるママはいますか?と聞いてみれば、意見が出てくるでしょう。

先輩ママは「うちもそうだったけど悩んでいるうちによくなったよ」とか「こういう風にしたらしなくなったよ」と意見がでてきたら不安を持っている保護者も安心します。
またお話もっと聞かせてと後から仲良くなることもあるのです。
懇談会は保育園として保護者の方々が保育園を理解し、その中で保護者同士が理解し親しくなってほしいという思いを込めて行う事が理想になります。

保護者と一緒に作り上げていくのだという気持を持って、最終的な目的地や構成を考えていくと、園側の独りよがりな懇談会とならず、意味のある、「また行こう」と思う懇談会になるのではないでしょうか。