1. >
  2. >
  3. 保育士が神奈川で働くメリット

保育士が神奈川で働くメリット

遊具の画像

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の一都三県のうち神奈川県は、待機児童の数を減らすことに、一時成功した県だと言えます。

他県で、苦戦する中、神奈川県は順調に減っていくかと思われましたが、再び待機児童が増え始め、保育士不足の問題が浮かび上がってきました。

今回は、神奈川県の保育士事情についてまとめていきます。

神奈川県の保育士事情

仕事量が多く、時間外労働が多いイメージの保育の仕事ですが、多くの保育園はシフト制を採用し、労働基準法通り8時間勤務が基本です。しかし神奈川県における保育士の勤務時間は、8時間を超えています。

園で働く保育士たちは苦しい状況。実際のところ、早朝出勤・残業あるいは持ち帰り仕事が発生する可能性も高く、ハードな労働環境で働いている保育士さんも少なくありません。

保育施設を増やすことで待機児童を減らしてきて、園は足りているのに、そうした労働環境から、保育士不足が課題になっています。

神奈川県の園の労働環境整備は進められています。しかし、「子どもの数に対して保育士が足りない」というという事情があるのです。

神奈川県の 背景を見ていきましょう。

神奈川県の人口形態

神奈川県の待機児童数は2010年に6,928人から2015年に1,921に減りました。しかしそれ以降は再び増加してしまい令和元年には3,793人になっています。

参照:保育所等利用待機児童数の状況について – 神奈川県ホームページ

その原因としては、神奈川県の平均年齢が他県のよりも若く、子育て世帯の人数が多いからと言われています。実際、神奈川県は東京の155万人に次いで、全国第2位。約111万人と子どもの数が多い県なのです。

若く、働き手も多いにも関わらず、保育士不足になってしまう背景には、上記のハードな労働環境がネックになっています。

一方で、神奈川県の保育士の収入平均は約392万円と全国と比べて高く、他県と比べ高収入が期待できそうです。また、神奈川は保育士の福利厚生の改善や待遇改善を積極的に行っているため、安定した収入が得られる可能性は高いでしょう。

神奈川の保育士求人

神奈川県は「待機児童ゼロ」に向けて取り組んでいますが、2020年時点でも神奈川県の待機児童・保留児童問題には目途が立っておらず、引き続き保育園の整備が進んでいきます。

そのため、保育士にとっては売り手市場です。様々な条件に絞って求人を選べるのでるチャンスだともいえます。

例えば、開園に合わせて新しい保育園に就職をすることも容易になってくるでしょう。オープンを目前にした園の情報は保育士求人サイトにも掲載されるので、定期的にサイトをのぞき情報収集を行うことをおすすめします。

まとめ

今回は神奈川県の保育士事情について紹介しました。
このほかにも神奈川県では独自に地域限定保育士試験を行い、保育士人材確保の斡旋を行っています。

神奈川県独自地域限定保育士試験

保育士試験は難関で、保育士をあきらめていた方も、この機会に神奈川県で保育士として働いてみてはいかがでしょうか。